2018.07.19 Category 19 日々のいろんな時間.
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おかげさまで、今年は、多くのお仕事のご依頼を頂いており、
まずは年明けからOPENを控えました店舗さんを3軒を無事にお引き渡し、
同時に熊本、うきはにご新築物件が着工中です。こちらのご紹介は、また後日に。
下半期は、ご住宅ご新築物件を2つ、ご住宅リノベーション物件が1つ、企画プロデュースから設計までの店舗が1つ、
と、心身ともにリラックスとパワーが必要で、また各ご物件のデザインの芯を整える時期と考え、
以前から行きたかった、愛媛県松山市の瀬戸内リトリートさんへ。
元は、大王製紙さん(エリエールでお馴染み)が、ご招待のお客様向けにお造りになった安藤忠雄氏設計の建物。
その後、美術館となり一般公開をなさっていましたが、2015年にホテルとして開業、とのこと。
宿泊施設1室100平米以上、1フロアーに1室、全7室しかない、贅沢空間のホテルです。
そのため、予約は中々難しいのですが、6月、ちょうど岡山に行く予定があり、予約サイトを拝見すると、
1室だけ、空きが!!!! 行くしかない。即決。
こんな時、好きな空間が同じ同業の主人は助かります。話しが早い。(笑)
前日からワクワクしていた憧れの空間。外観からアプローチまで、安藤建築全開で嬉しくなっちゃう。
こちらはフロントです。
ウエルカムドリンク。愛媛県に来て初のみかんジュース。スパークリングで割って頂いています。
飾っていらっしゃるアートも好み。直島でも観た、フランク・ステラ。
大好きなアーティスト、サイ・トンプリーがあれば最高でしたが、それは、直島とポンピドゥーで。
方向音痴のわたしは、ひとりでは辿り着かないであろう、素敵な迷路のようなアプローチを抜けて、
お部屋へご案内頂きました。アプローチの厳かさから、お部屋の扉を開けて時のギャップが素晴らしい。
明るい! 広い!
半露天風呂の付きのお部屋でしたので。ここで半日過ごせそうなくらい、快適です。
予約をさせて頂いたのが6月だったので、全く考えていなかったけど、そう、今は真夏。
プールで泳げる季節。チェックインすぐに伺ったので、貸し切りでした。贅沢。
鳥の鳴き声しか聞こえない、丘の上にあるホテル。お隣はゴルフ場です。
何をしただろう・・・・と思うくらい、ゆっくり過ごさせて頂いて、もう一つの贅沢。
安藤建築の中で、スパを受けさせて頂きました。至福。
ゆっくり眠って、朝は早起き。
お部屋に置いて下さっている珈琲セットは、豆、ミル、ドリップ。豊かな時間をUPしてくれます。
テラスで、セッティング。
お茶セットも、この設え。こういうこと。本当に、こういうこと。
そして、楽しみにしていた、朝ごはん。
二人で、絶対にカウンターが良いよね!と、一番に行き、センターを陣取る。だって この景色。
瀬戸内の美味しいものが沢山の内容。こういうこと、本当に。美しい。
心から、帰りたくないと思った空間でした。
現在、基本計画中のN邸さまのデザイン方針が、きっちり固まりました。
自分にとって、気持ちの良い空間や時間で過ごすこと、常に大切にはしていますが、改めて感じました。
そして、わたしも、誰にとって、そんな空間や時間を造り続けたいと、強く思いました。
ホテル、設計したい!プロデュースから。
そしてチェックアウト後は、道後温泉へ。こちらでも、心の残る体験をさせて頂きました。
今回の経路は、大分 佐賀関からフェリーで1時間10分で、愛媛県 三崎港へ。
その後は、海岸沿いや山手を通って、松山市内へ。
道路は通常通りで、スムーズに行けました。1泊2日でしたので、やり残したこと沢山。
でも、それがあると、また行けるというジンクス。また行きたい、愛媛県。