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八女市 星野村 農村民宿 後藤さんのこと.

12月 6, 2012 Category 12九州ちくご元気計画 星野村 後藤さん農家民泊.

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みなさまご存知のとおり、夏の水害で八女市星野村も大きな被害がありました。
しかし、もう星野村には、普通に、迂回なしで、久留米方面から行く事が出来ます。

九州ちくご元気計画さんで担当させて頂いた星野村の農村民宿 後藤さんは、営業しています。

先日久しぶりにお伺いして、あの日のことをお聞きしました。
今日は、星野村で暮らすご夫妻のあれからこれまでを書かせて頂くことにしました。

書こうと思った理由は、『大変さ』をアピールしたいわけではなく、
ひとには語る機会のないことがある中で、それでもコツコツ前を向いて行っているひとが
いることをお伝えしたかったからです。

それは後藤ご夫妻だけではなく、災害に出逢ってしまったひとだけでなく。

後藤ご夫妻はよくわたしに言います。

『頑張ってるのはわたしたちだけではない。星野村には頑張ってるひとが沢山いる。
そのひとたちをお伝えするために、自分たちは前に出て行く。取材も忙しくても受ける。』

なので、お二人が思うことのサポートになれば、と、書く事にしました。

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後藤さんには食べて行くための3つの柱があります。

1つ目の柱は、2012年農林水産省農村振興局長賞の大きなきっかけになった、
20年続けて来た味噌つくり。

激しい雨音で目が覚め、お父さんが外に出てみると、少し高台の後藤さんちのすぐ側まで
水が上がって来ていて、樹木が根っこのまま、どんどん流れて行ってる様子を見て、

『ただ事ではない。』と思い、お母さん、お産後に帰って来てた娘さんとお孫さんを起こし、

山手から軽トラで避難していらっしゃった隣人の方に、娘さんとお孫さんだけを乗せて頂き、
ふたりは、じっとしていたそうです。その後、小学校へ避難し、息子さんのお家へ。

その後、工房に行けることになり、
しかし、時間が経ち過ぎていた為、お味噌は約1トン処分なさったそう。

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2つ目の後藤さんの柱は、2011年福岡産業デザイン賞を受賞した、ほしのほしやさい。
地元のおばちゃんたちと一緒に、料理家の井口和泉ちゃんとコツコツ、進んだり戻ったり
しながら、出来上がったと聞いてる。

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みなさんが大切にして来た加工場は、大雨の中、すっぽり見えなくなり
誰もが流されてしまったと思っていたそう。それが雨が止んだあと、加工場が現れた!

どこから来たか分からない程の大きな石が、加工場の角に引っ掛かっていて、
そのおかげで、水の力が分散し、壊滅的な被害は逃れたそう。

しかし加工場の中は、数十センチの土が積もり、機械はもちろんダメ。
お父さん曰く、『ボランティアさんの力がなかったら、心が折れてた。』と。

コツコツ、コツコツ、加工場のみなさんと土をかき出して、空間は何とか使える。
しかし機械の再生には多額の費用がかかる。

心の折れそうな後藤のお母さんから、何度もお電話を頂いて、わたしもこう見えて、
何もかんもが重なって大変だった経験をしたことがあり、今もその痛手は心にあるので、
互いに励まし合って進んで来た。

加工場のお話も聞き、講師の和泉ちゃんに連絡。
商品やシステムの現状を聞いて、加工場再開に向けてわたしなりに動こうと思っていたけど、
ちょうどお伺いした時に、機械が復活したことを聞き、安堵。

加工場、復活です。すぐに、おばちゃんたちは会議を開き、一歩ずつ進んでるようです。
詳しくは、井口和泉ちゃんか、元気計画さんへお問い合わせを〜。

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そして3つ目の柱、民泊。奇跡のスピードで開業出来たのに、開業2ヶ月後に道路が不通。

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これだけ、積み重ねて来た事が、ぜんぶダメになると、ひとって、そう簡単には、
起き上がれるわけない。ましてや、高齢。

実は後藤のお母さんは水害の後、倒れてしまってたのです。

それでも杖をつきながら、
『みなさんがやってくれてるのに、寝とくわけには・・・。』動いてたのです。

そして健康な時にはワッショイなことだけど、このタイミングで全国誌に掲載が決定。

フラフラなご様子で

『先生、こんないいお話頂いて、頑張るけん。』とお電話をもらっておりました。
(この頑張りは、自分のためではなく、お世話になった方、星野村のためです。)

そんな時に、元気計画さんが、わたしをアドバイザーとして派遣をして下さり、
ご夫妻の改めてイロイロと聞き、そして話し合い、ご夫妻、やる気UP。

今、意匠職人の町谷さんと動いています。町谷さん懲りずに(笑)ずっとお付合いありがとー。

プラス、ご夫妻が『みんなとまたワイワイしたいなー。』という言葉を
塚本くんがこころにとめてくれていて、発起人になってくれて、

元気計画さんを卒業した推進員のふたりと、職人さんたちと、今月はお泊りで忘年会。
まずは想い出話して大笑いして、民泊の今後について意見交換して、
次の日みんなでグレードUPをやっちゃいます。

お客様をおもてなしするご夫妻の心が豊かになって頂くこと、
それが今回の最大のミッション。忘年会メンバーのみなさま、ご協力よろしく。

この前、伺った時に頂いた猪、またあるかなぁー。

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空間のグレードUP計画は見通しがついたのだけど、

『星野村には行ける。』そのことを、伝えるためにどうしたら良いか・・・と考えてたら、

元気計画さん主催のプチ交流会が、柳川の夜明茶屋さんであり、お知らせを見たら、
古い友人の大好きなBOOKLUCK山村氏が東京から来るとのことで、

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何故来るのかも知らず(笑)行くと、

お久しぶりに、ゆっくりお逢い出来たH女史とお話させて頂き、その後お顔が浮かび、
お力を借りたいとむちゃくちゃ恐縮しながらメールをしたら、

『前に後藤ご夫妻にはお世話になったことがあって協力させて下さい。』と、お返事を頂いて、
TVさんでの取材が現在進んでおります。

詳細はもう少し先で。

この事をご夫妻に伝えたら、

『わたしらはお世話になるばっかりで、お世話なんてした記憶がない。誰やろう〜。』と。

メールの内容をご説明したら、『分かった!でもお世話したんやろうかぁ。』と。(笑)

この前、横浜のイベントセッティングからオランダ大使館パーティーの夜、
いつも宿泊するお近くに住んでる山村さんが『お洒落したミヤギさんとお酒飲みたいなー。』と
メールを下さって、ホテルのbarで、ちくごさんのお話を。

山村さんからこんな質問を頂きました。

『どうして、ちくごのみなさんはあんなに真摯に頑張り続けることが出来るんだろう。』

わたしが答えた内容は、
全員を知らないけど、わたしが知る限りでは、みなさん自分のためだけでは動いていないこと。

つくり手として、美味しいものを届けたい!という普通な大きな気持ちがベースにあり、

たぶん消防団とか(あるんかな?笑)いろんな地域の会合で聞く言葉を
自分が頑張りプラス発信することで廻りのひとも『自分も出来るんやないかな。』
そんな気持ちになって欲しいな、と、廻りや業界や地域のことを、
心の底にズシンって持ってる気がするんだーーー。

こんな気持ちを持っているひとへのきっかけをつくったり、こんな気持ちに向かわせちゃうのが、
九州ちくご元気計画ではないかな、と思います。

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後藤ご夫妻が民泊を始めた理由は、数年前、倒れたお母さん。

『復活なんて出来ない。』と思って塞ぎ込む毎日に、憧れの九州のムラの編集長さんが、
ひょっこりやって来て下さった。

『こんな田舎までこんなスゴいひとが来て下さるなんて。またコツコツ頑張ろう!』

そう思い、起き上がり、またコツコツ。

そして、あの時の自分のようなひとが、星野村にいたら、今度は自分がサポートしてあげたい、
働く場所をつくってあげたい、その気持ちで始めたのでした☆

お父さんは、それを黙って(いや、たまにブツブツ)サポート。素敵なご夫妻です。

長々と書きましたが、『星野村へは普通に行けます!』ってこと覚えてて下さいませ!

お写真をお借りしたハルくんいずみちゃん、勝手に失礼!今度何かごちそうします♪


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八女 星野村 後藤さん 農村民泊 明日9/1より再開!

8月 31, 2012 Category 12九州ちくご元気計画 星野村 後藤さん農家民泊.

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七月中旬、パリから戻って来る機内の全国ニュースで大雨のため星野村が大変なことに
なってることを知りました。戻って来てすぐに後藤のお母さんにお電話をしたところ、
お家は少し高台にあるので浸水はなかったけど、ライフラインがすべてダメになって、
息子さんのお家に避難をなさっているとのこと。

お母さんたちが大切にして来た味噌工房は浸水してるみたいで、そこまで行く事も出来ず、
『たぶん、あそこはもうダメやろ・・・。』と、いつも元気いっぱいのさすがのお母さんも、
がっくりしている様子が伝わって来ました。

しかし、やはり前を向いて下さいました。さすが後藤夫妻です。
先程、後藤のお母さんとお話をしましたが、まだまだ先が見えない状況で、
味噌の加工場のことを考えると涙が出て来るそうです。

でも少しずつでも何かを進めていかないと落ち込むばかりだから、
と民泊の再開を決めたそうです。

こちらは研究会のときのご夫妻。ちょうど昨年の今頃かな。
無理せず、少しずつ、この時の時間に戻って行ってくれたら嬉しく思います。

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この再開に伴い、星野村 後藤さん 農村民泊、いよいよホームページ公開です。↓↓ ↓↓ ↓↓

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つくってくれたのは、現在オーストラリア在住の柴尾氏。柴尾くん、ありがとう!
本当にオーストラリアにいるのかしら?と思う程のスムーズなお仕事ぶりでした。

ホームページには、お母さん自慢のお料理の写真も載っています。

この鯖寿司、虜になります。鯖寿司なのに、じんわり焼くんですよー。

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お母さんの気持ちたっぷりのお鍋。その時の美味しいものを全部入れちゃってる感じです。

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これは干し梅。天日に3年くらい干してほったらかししてたら出来るらしいです。

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お料理の写真はこの先、どんどん増えて行ってくれるようです。みなさまお愉しみに♪

料金形態やお申し込みはこちらから → 民泊について
ファミリーはもちろん、お友達同士、学生さんの交流会などなど、遠方のひと、地元のひと、
いろんなひとに行って欲しいな。

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まずは、八女の美味しいお茶でおもてなしして下さいますよー。わたしも行かなきゃ!

本当に歳を重ねられたみなさんのちからはお勉強になります。
予期しない何かが起こったとしても、しっかり落ち込んで、そして一歩一歩進んで行く。
先輩にこんな方々がいらっしゃると目標になりますし、ちからになります。

後藤のお父さん、お母さん、いよいよ民泊本格的スタート。頑張って下さいねー。

そうそう、こちらのお知らせを。わたくし現在発行中のリビング福岡さんにご掲載頂いてます。

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先日、お世話になっている、おかめ寿司の大将が、
リビング福岡さんを探しにコンビニを廻って下さったことをお聞きしました。
コンビニは置いていらっしゃらないんですけどね。(笑)

こんなお話を聞くと、とても励みになります。わたしも頑張って進んで参ります。

●星野村 後藤さん 農村民泊が出来るまでのお話は、こちらに掲載しております。→ 


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星野村 後藤さんちの民泊、OPENしてます.

6月 27, 2012 Category 12九州ちくご元気計画 星野村 後藤さん農家民泊.

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ご報告が大変遅くなりましたが、九州ちくご元気計画さんで担当をさせて頂きました、
星野村の後藤さんちの民泊は、無事にすべての法をクリアし、5月の始めにOPENをしました。

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始めて後藤ご夫妻にお逢いして、開業までの時間は約7ヶ月。その内、研究会は4ヶ月。

一番最初にお逢いした昨年の秋は、

お母さんは民泊をしたい!というお気持ちは強いけどお父さんは、いまいち乗り気ではなく。

それは今でも忙しいお母さんの体を気遣っていることと、
民泊するには、すごい費用や力が要るのでは・・・そう思っていらっしゃったから。

研究会では、やる気満々なお母さんに、開業をするためには、
どれだけの事をやらないといけないか、決めないといけないかをご説明をし、
まずは事業計画書の作成をして頂きました。手書きです。

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この時は、お父さんは、まだこんな感じでした。(笑)

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そのお父さんが大きく変わるきっかけにはなったのは、プロジェクトメンバーみんなで、
安心院の舟板 昔話の家へ民泊体験に出掛け、中山ミヤ子さんにお逢いしてから。

どうやらお父さんは、ひと様にお金を頂いてお泊めするのだから、
旅館並みの空間をつくるために大きな費用をかけて改装をし接客も旅館並みにしなければと、
思っていたらしい。きちんとしているお父さんらしい発想です。(^^)

でも『民泊』というものを、自分で体験をしてみて、民泊と旅館の違いを感じて下さり、
やる気満々になってくれたのでした。それが12月末。研究会は残り1ヶ月の時期。

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中山さんは、わたしたちの質問にぜんぶ答えて下さって、色んなことを教えて頂きました。

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お料理も、みんなで、もう無理です!と言ったくらい、郷土料理が満載でした。

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年が明けて、残り1ヶ月の研究会で、開業に向けて必要なことを急ピッチでサポート。
お父さんに写日記ブログを書いてもらいたく、こちらも授業スタート。

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そしてあっという間に、1月終了。という事は、同時に元気計画さんの研究会も終了。

そしてそして、ここからが開業に向けての濃く長い時間の始まり。

民泊に必要な法律は、建築基準法と消防法、旅館業だろうな・・・と思ってたわたし。
なんと、民泊独特の色んな法律があったのです!!!そう言えば民泊は生まれて始めての経験。

『なんですかソレ?』と、はてなはてなはわたしに、元気計画さんの事務局の方が、
資料一式を送って下さいました。約50ページ。ひとずつ解読して行くけど、いまいち分からない。
それに始めての経験だから、わたしの解読違いで間違うといけない。

こういう時は、資料をつくった管轄のところへ行くに限る。
早速、福岡県庁の農林水産部農山漁村振興課というところへ。

『こちらを読んだのですが、ぜんぜん分からなくて!
わたしはまず誰と逢い、何をしたら良いですか?』と言ったら、

その資料は、ご担当の方が作成したとのこと。なんと失礼なわたし・・・。

『すみません!どこが分からなかったですか?』と、本当に親身にお二人のご担当の方が
教えて下さり、わたしが進んで行くべき道を整えて下さいました。

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民泊は大きく分けて、4通りの種類があります。
農林漁業者さんであるか否か、客室の面積は33平米以上か、未満か・・・。
また農家と認定されるのは、街によって持っている田んぼの規模なども関わって来ます。

そしてこの4種類のどこに入るのかで、
建築基準法や消防法の緩和が大きく変わり、営業形態も違って来ます。

後藤さんちは一番緩和が厳しい種類に入り、しかも築150年のお家。
このまま行くと、とんでもない金額の設備投資が必要になる可能性があります。

そこで民泊に関わるすべての管轄の方のところへお父さんとお話し合いに出掛けました。
『どうせダメやろ・・・』的な雰囲気満載のお父さん。
しかし、帰りの軽やかな足取り、わたしはお父さんのこの純粋さが好きです。(笑)

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このドタバタの中、

お母さんがこれまでの時間を評価頂いて、農林水産省農村振興局長賞を受賞なさり、
八女市長へご報告に伺うので、民泊のことを市長にもお話して欲しいとの事で、
何故かわたしまで、八女市長さんにお逢いしました。

この頃からでしょうか、わたしは始めてお逢いする方から『八女ご出身なんですよね!』と
言われるようになったのは。違います。(笑)なぜ? 光栄です。

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そして事が大きく動いてくれたのも、このあたりから。

管轄のお役所さんは沢山あって、ひとりドタバタしていたら、
『何かお手伝い出来ることがありましたら!』と、八女市役所のI部長さんからお電話。

どうやらご夫妻がわたしが大変そうだからと、ご連絡をして下さった様子。
福岡市内と星野村と同じ福岡県だけど、その距離はかなりあります。

I部長のお気持ちと動きは、本当に本当に有り難かった。ここからは、あっという間。
トントントントンと事は進み、すべての許可がおりました。

本当に本当にI部長ありがとうございました。

今回の後藤さんちの民泊で、一番学んだことは、キレイにまとめる感じで何ですが、
本当にひとのちから。

プロジェクトメンバーはもちろん、管轄のお役所のみなさま、
八女市役所、福岡県庁のみなさま、ちくご元気計画さん、後藤ご夫妻のまわりのみなさま、
そしてわたしの友人たち。

みんなが、『後藤さんに民泊をやって欲しい、頑張って欲しい。』と力を貸して下さったり、
声を掛けて下さったりして、沢山の方が見つめてくれていたこと、すごいちからになりました。

わたしは、途中『もう無理ばい、先生・・・。』とガックリしているご夫妻に、
『なんとかなります!』と言わないといけない立場ですから(そして方法を探す・・・笑)
本当にみなさまの気持ちが支えになりました。ありがとうございます。

こちらは、始めて研究会に行ったとき、『先生、ご飯食べたぁ??』と
後藤のお母さんが出して下さったお料理です。

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後藤さんちの民泊は、
ただいま、お孫さんが生まれたのでお母さん曰く『産休中』です。(?笑)

少し落ち着いてから、また再開をするそうです。
ご案内のホームページは出来上がっていて、この再開を期に公開をします。
その時は、またこちらでお知らせをさせて頂きます。

そうそう(笑)民泊の名前は、『ふみちゃんの味噌汁屋』です。
あれだけ、みんなで考えたのに、お母さん、まさかの登録間違いです。
民泊の名称のところに、『ふみちゃんの味噌汁屋』と書いて提出していらっしゃいました。

許可がおりて来てびっくりです。さすが・・・・・最後まで笑わせてくれました。

そのお母さんのことや、お料理、後藤さんち、星野村のことは、
こちらの『やまけん』さんのブログにとってもキレイなお写真とともに掲載して頂いてます。

是非、見てください。そして、ご夫妻に逢いに行って下さいね。

料金は一泊二食+星野村の温泉入湯券付きで中学生以上〜大人 7,000円(税込)
4歳〜小学生まで 4,000円(税込)とのことです。夏休みにどうぞ♪

すでに5月は沢山の方が民泊に来て下さったそうです。


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九州ちくご元気計画さん 大お別れ会.

4月 2, 2012 Category 12九州ちくご元気計画 星野村 後藤さん農家民泊.

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3年間ちくごのために走り回って下さった九州ちくご元気計画さん。
晴天の土曜日のお昼、引越しもすっかり終わった事務局で、大お別れ会が行われました。

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わたしと同じく元気計画さんが終わるのを名残惜しく思っているであろう、
多くの講師のみなさまも、いらっしゃってました。

パッケージ、グラフィクのデザイナー 前崎さんと、こんなキレイな青が似合うのは
たぶん福岡では彼だけではないでしょうか、Webディレクター・プランナーの三迫太郎くん。

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ついでに、素敵な女性たちに囲まれている、三迫太郎くん。
一緒に写っていらっしゃる久保さんは、次はスローフード協会でお仕事をなさるそう。
なんだか、これからもご縁がありそうです。嬉しいな。

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今後は、外国へ渡り、帰って来てスゴいことをやろうと考えている柴尾くん
どうやら仲間に入れてもらえるようなので(笑)わたしも沢山お勉強しておこうと思います。

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この方にお逢いすると、いっつも、ほっとします。
能古島の王子、こどもビールや大人気 椛島氷菓のアイスキャンデーの発案者、浅羽さん。

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ベーグルと言えば、一番にお名前が上がる、ベジキッチンゴトウタカコさん。
ゴトウさんのブログの写真は、とっても素敵で、写真で一杯飲めそうです。

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こちらは事務局のみなさま。縁の下の力持ち軍団です。
どんな面接をなさったのだろう・・・と思うくらい、みなさん素晴らしい方々ばかり。

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本当に楽しい大お別れ会でした。事務局のみなさま最後の最後までありがとうございます。

途中誰かが桜の下でも飲みたいなぁーと言ってくれたのでしょうか、
場所をお外に移して、みんなで軽く一杯。

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今をときめく、男性デザイナーチーム。みなさん、ほんわかしてますがスゴいひとたちです。

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九州ちくご元気計画さんに出逢って約1年。ちょうど今くらいのときでした。
すごいプロジェクトでした。

たくさんのことを学ばせて頂きました。たくさんの出逢いやありがとうを頂きました。
地元のみなさまに惜しまれて惜しまれて、3年間の大プロジェクトは終了しました。

そのすべての仕掛人さんは、総合プロデューサー 株式会社bunboの江副さん。

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こちらは、事務局のみなさんの卒業シーンを見守る、江副さん。
なんて、いい表情をなさっていらっしゃるのでしょう。

江副さんはもう違うプロジェクトのために動いていらっしゃいます。スゴく楽しみです!

九州ちくご元気計画のみなさま、こころから、ありがとうございます。
みなさまの新しいことでも、ご一緒出来ることを願っています。晴れやかなスタートを♪

江副さん、九州ちくご元気計画さんをつくってくれてありがとうございます。
そして講師に呼んで下さって、ありがとうございます。楽しかったーーーーー。


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星野村 後藤さんち民泊、囲炉裏完成☆

3月 5, 2012 Category 12九州ちくご元気計画 星野村 後藤さん農家民泊.

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熊本出張から帰って来た夜、早寝をしておりましたら、
後藤のお父さんから『明日で工事が終わるそうでーす。』と留守番電話が入っていました。

朝一番、後藤のおかぁさんからも『先生、来られんと〜。』とお電話を頂いたので、
急いでスケジュール調整。星野村へ向かいました。

2週間くらい工事はかかるとお聞きしてたのですが、1週間で出来上がってくれました。早い!
この日は前日が雪で、晴れてはいるものの、都市高速はまだストップしてて、
星野村まで4時間くらいかかりました。

そんないつもより遠かった星野村☆おかげでワクワク度がUPしました。

さてさて〜〜〜〜〜。 出来てます!囲炉裏。
囲炉裏のテーブルの部分は以前天井だったもの。150年の歴史がつまってるいい感じの木です。

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吹抜けも良い感じです。光の演出もいいね〜〜。町谷チーム、ありがとうございます。

隙間風がスゴかったので、壁のほとんどを左官工事で塗り直して頂いたのですが、
こちらの土壁はいい状態だったらしく、150年前そのまんまの風景を残して下さいました。

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こちらのいい感じの鉄瓶、後藤さんちのどこかにあったそう。灰も入っています。

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後藤さんちは古いお家なので、おトイレに換気扇もなく、気になっていた町谷さんが、
窓を改造をして開けれるようにしてくれてました。これがまたいい感じ。

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わたしが到着したときは、ほとんど工事は終了していて、最後の清掃。

そして町谷さんが掃除機をかけていると・・・・
八女に山菜採りに来てた料理家の井口和泉ちゃんがふきのとうを持って登場。

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webデザイナーの柴尾くんも上がって来ました。(星野村のひとたちは、村へ上がる、下がると言う・・・)

『お世話になったみなさんをお呼びして火入れ儀式をしましょうねーー。』と言ってたのに、
お父さんがいつの間にか、ひとりで火入れをしてました。えーーーーーーー!!!!!(笑)

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なので、急遽、火入れの儀式の用意。お塩、お酒・・・とアタフタするおかぁさん。
みんなで用意して、無事に工事が終わったことに対する感謝とお世話になる囲炉裏にご挨拶。

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星野村後藤さんち民泊プロジェクトメンバーはご夫妻を筆頭に、
全員、ワイワイ♪♪ ギャァーギャァー♪♪ ですが、こういう時はきちんと粛々。

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お父さんが囲炉裏にお神酒をかけて、ご挨拶。後藤のおかぁさん、感無量で泣き出しました。

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『ここにいらっしゃる方もだけど、みなさんのホントに沢山のみなさんのおかげで・・・。』と、

まだ泣きます!本当にこころがあったかく、感謝の気持ちが深いひとです。

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そのおかぁさんの涙を止めたのは、やはりお父さん。
みんな感動しているのに、さっさと靴をはいて、『町谷さん、ここの上がり口やけど〜。』

みんなで、もう少しくらい、感動させて下さいよ!!!と爆笑しました。

そして、いつの間にか、こんなお料理が。
大活躍の推進委員の馬場くんは元気計画さんのファイナルイベントでソラリアに居たのですが、
こうなりゃ、もう、宴会をするしかないでしょーーー。

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こちらのお料理の写真、一部です。まだまだありました。たぶん40人分くらい・・・。笑
1週間泊まり込みでお仕事して下さった職人さんたちが、太っていたの、分かるわ〜〜。

みなさま、ありがとうございました!
おかげさまで後藤のお父さん、おかぁさん、もちろんわたしも大満足の囲炉裏が出来ました。

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残るは、許可申請。おおくのひとのおちからをお借りして、プロジェクトメンバーさんにも
最後まで協力して頂いて、晴れやかな民泊OPEN向けて、最後の仕上げです。

総仕上げが終わったら、大打ち上げだな。今回も本当に楽しいお仕事でした。
町谷チーム、ありがとうございます♪


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星野村 後藤さん民泊 いよいよ着工!

2月 21, 2012 Category 12九州ちくご元気計画 星野村 後藤さん農家民泊.

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福岡は久しぶりの積雪で、着工出来るかな?と思っていましたが、さすが後藤さんち。
きっちり、晴れてくれました。しかも、久しぶりにあたたかい日和。

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九州ちくご元気計画さんの研究会、星野村民泊の後藤さんち。
4ヶ月の間に13回の研究会を重ねさせて頂いて、民泊へのソフト部分は決定。

昨日より、いよいよ、ハード部分の空間つくりに向かって着工致しました。

施工部隊は、あの大道谷の里さんや大分の山田別荘も施工なさった、
町谷氏のチームにお願いしました。

日田からやって来てくれていて、職人さんのおひとりは、なんと!天草から。

着工から竣工までの約2週間、週末以外は後藤さんちに泊まり込みで施工下さっています。

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まずは、民泊の入口となるこちらの玄関入ってすぐの、

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こちらのお部屋の天井を吹き抜けにするために、

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何十年も誰も入ったことのなかったらしい、2階部分の大掃除から。
お昼頃伺ってみると、早いです!!!あれだけの荷物がほとんどお外に降りてました。

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たくさんの船箪笥も、勿体ない気がするけど、
『ありがとうございました!』と言って、さようならです。

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2階、とーーーっても、すっきりしました。

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町谷さんは、デザインも色んなジャンルの施工も出来るひとで、
macのことなんて、Appleのひとですか?と思うくらい詳しい。

いろんなハイテクシステム(言葉が古い?笑)をご存知で、福岡と日田、
着工前パリ出張があったのだけど、その距離を感じさせないくらいのやり取りが出来て、
その上、こんな風にチャーミング。(笑)

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なので、現場のことはほとんど決まってて、わたしの出番はほぼ終了☆
わたしは後藤のおかぁさんとお昼ご飯つくりをしていました。

お外からわたし。 『ご飯出来たよーーーー。』
二階からみなさん。 『はーーーい。』という声、なんともあったかい現場です。

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青空の下、みーーんなで食べるご飯は格別でした。

そして午後からは、わたしは元気計画の推進委員馬場くんがセッティングをして下さった、
こどもcafeのことで、わたしの持ってない知識や経験をお持ちの方々の元へ。

とっても有意義な時間を過ごさせて頂きました。やはり分からないことは何でも聞いた方がいい!
『そんなシステムあるんですか???!!!』『へぇーー。』の連発でした。

後藤さんのおかぁさんのご紹介で、九州のムラ市場の、かの有名な中野氏ともお話が出来て、
とっても楽しかったです♪

施工部隊は、本格的な工事の前に、約200年の建物のすす払いをして下さった様です。

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戻って来た時には、すっかりキレイになっていて、
空間は工事を待つ静寂なとっても美しい光景になっていました。おかぁさん、驚いてます!(笑)

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このくらいの築年数ですから、もちろん壁は土壁。
もう落ちちゃってた、土壁も200年の歴史と、再利用をなさるそうです。

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星野村 後藤さんちの民泊は、来月の3月のOPENを目指してます。
ただいま、インフォメーション用のホームページも作成して頂いてます。

現場は、後藤のお父さんが、日田出身ということが分かり、
しかも町谷さんの奥様のおかぁさまと、お父さんが同級生だった!!!という、
すごくびっくりなお話があがり、今まで以上、ワイワイな現場になっています。

民泊のことを聞き、村や町の方々も、ご協力に訪れて下さっているようです。

なので、プロジェクトメンバーを始め、このプロジェクトの関わって下さったひと、
全員のあったかいものが、後藤さんちの床や壁、空気感に入り込んでくれると思います。

みなさま、OPENをお楽しみに!!!囲炉裏つくりますよーーーー。


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星野村後藤さん 民泊研究会ファイナル!

1月 22, 2012 Category 12九州ちくご元気計画 星野村 後藤さん農家民泊.

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いつか、ゆっくりこちらで語らせて頂こうと思っている、
素晴らしきプロジェクト、九州ちくご元気計画さんで担当をさせて頂いておりました、
星野村の後藤さんちの民泊研究会、昨日終了いたしました。後藤さん、晴れやかに卒業です☆

こちらの夕陽は昨日研究会が終わって、帰っているときに、見えた景色。
お疲れちゃん!って言ってもらってるようでした。

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九州ちくご元気計画さんは、今月ですべての研究会が終了する、3年前のプロジェクトなのですが、
わたしが講師のご依頼を頂いたのは、昨年9月末。

あと4ヶ月しかないーーーーー!!!
しかも、ちくご元気計画さんのシステムみたいなのも何にも分からないーーー。

どの研究会も一番はじめの日は、総合プロデューサーの江副さんがいらっしゃることを、
最近知ったわたしは、江副さんご担当の研究会を任されてしまった!!!!と勘違いし、
相当なプレッシャーでした。実は。

そのプレッシャーを取ってくれたのが、各研究会についてくれる推進委員さん。
後藤さんちの推進委員は、身長190cm超え、体重100kg超え、足のサイズ30cm超えの
大きな大きな馬場くん。

28歳なのに、からだと同様とっても懐の大きな男性で、しかも笑いのセンスがいい!
後藤さんのおとうさんと、すぐに仲良しになってくれて、
研究会はチャーミングな男性ふたりのやり取りが可笑しくて、ワイワイさせて頂きました。

おかぁさんも、とっても笑顔が素敵で、いつも星野村に行くと元気をもらいました。

そんな後藤ご夫妻、民泊の研究会を進めている中、すごいことが飛び込んで来ました。

なんと、後藤さんが、毎年行われている、
農林水産省の食アメニティーコンテストの入賞者に選ばれたのだ!

日本で9人の入賞者に選ばれたのだ!農林水産大臣賞にノミネートされたのだ〜〜。
で、1月19日、農林水産省さんが後藤さんちに視察に来られるとのこと。

おおごとですーーーーー。この視察の結果、農林水産大臣賞が誰になるか決まるとのこと。

・・・・・・・・。

民泊のために、大掃除もしないといけないから、こうなったら、やりましょう!と、
研究会関係者みんなでサポートさせて頂いて、大掃除。

途中、おかぁさんが、あまりの緊張で、からだの調子が悪くなったのだけど、

『八女のお役場のみなさんが、頑張ってくれてるから頑張らんと!』
『星野村をアピールさせてもらえる機会だから!みんなのためになるから。』

と、踏ん張って、踏ん張って、お父さんも頑張って頑張って、
そんな姿を見てたら、じっとしておけるはずなんてなく、みんなで一緒にお手伝いをさせて頂きました。

そして出来上がった空間。

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↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ アフター。

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『先生〜〜甘酒、どの器で出したらいいんやろうかぁーーー。』

『先生〜〜コレは要るやろうかぁ〜〜。』

おかぁさんから色んな声が飛んで来ます。
どんどん決断して、どんどん棚の中を物色させて頂いて、もう何屋なのか分かりません。(笑)

でも楽しかったからいいです!

そして昨日の研究会で、視察に来て下さったときの様子をたっぷりお聞きしました。
みなさん、本当に喜んで下さったそうで、20人の視察団の前で、お話をしたご夫妻。
昨日はヘトヘトでした。そりゃそうだ!

なのに、いつものように、いろんなお気遣いを頂いて、みなさまにお出ししたお料理を
わたしたちの分も残して下さっていました。

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農林水産大臣賞の発表は3月14日とのこと。東京で行われる授賞式で発表されます。
楽しみだなぁーーーー。

星野村、後藤さんとのお付き合いは、まだまだ続きます。
研究会が終わり、来月から囲炉裏をつくったり、パッケージをデザインさせて頂いたり、
これからは実現に向けて進んで行きます。

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囲炉裏の火入れのときに、関わって下さったすべてのひとを呼んで、
後藤さんが打ち上げをして下さるそう。これまた、楽しみ!

みなさま、星野村の民泊、楽しみにしてて下さい♪ 
最後に、こんなに素敵なプロジェクトに参加をさせて頂きました九州ちくご元気計画さん、
ありがとうございました。たくさんの愛を学ばせて頂きました。


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星野村 後藤さん 民泊プロジェクト大きく1歩前進.

1月 14, 2012 Category 12九州ちくご元気計画 星野村 後藤さん農家民泊.

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九州ちくご元気計画さんの研究会も残すところ今月いっぱいとなりました。

昨年9月末に飛び込んで来てくれた、星野村 後藤さんちの民泊は、
おとうさん、おかぁさんと、研究会を重ねさせて頂き、
民泊の内容を話し合ったり、事業計画書をつくって頂いたり、安心院に民泊体験に行ったりと、
残りわずかな研究会の日にちの中、少しずつ、少しずつ、前に進んで来ました。

ご予算が限られている中での、民泊スタート。

空間をつくっていく上で、
まずは、築200年の後藤さんのお家に埋まっている要るもの、要らないもの、
ディスプレイやお客様の滞在なさるところに必要なもの・・・・、

それを選ぶために、お家の中をひっくり返させて頂き、
昨日、民泊プロジェクトメンバーみんなのお力をお借りして、
おとうさん、おかぁさんと、断捨離!

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すごい量です。(笑)

ひとつひとつ、おかぁさんに要るか、要らないか、聞いていると、追いつかないので、
ある箇所は、もう独断!絶対にこれは要らないでしょーーーって思ったものは、
元気計画推進委員の馬場くんや、有休中にお手伝いに来てくれた同じく推進委員塚本くん、
ブログ講師担当の柴尾くんに、お願いして、どんどんお外へ運び出してもらいました。

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途中、同じく、九州ちくご元気計画さんの研究会、後藤のおかぁさんも参加していらっしゃる、
先日、福岡産業デザイン賞で2位を取得した『ほしのほしやさい』さんと、
柳川名物のお店のひとつ、夜明茶屋さんとのコラボレーションで開発中の商品で、
試食を兼ねたお昼ご飯。

こちら、ほしのほしやさいと、夜明茶屋さんの貝柱が入っています。

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男性のみなさんに、断捨離して頂いてる間に、わたしとおかぁさんは、お昼ご飯つくり。
おむすび、大量に握りました。

後藤さんちのお昼ご飯、おむすびだけで済むわけがありません!
おかぁさんが、ちゃちゃちゃと、水炊きだの、お豆だの、ちくわ焼いてくれたりだの、
お餅も大量に(4つは食べた!)お昼からも元気満載になれるお昼ご飯です。

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途中、日田から、意匠職人の町谷さんも来て下さって、強力な助っ人さんになってくれました。
カリスマ断捨離王子の称号をあげたいくらいの早さ、アイディア。さすがです!

塚本くんと、ガンガンタンスや水屋を移動してくれました。
おとうさんも、ゴミ捨てにトラックを何度も走らせてくれたり、掃除機をかけたりしてます。

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約7時間、断捨離、ほぼ終了です。
その後は、今回の民泊で、全員の希望、どうしてもつくりたい、囲炉裏をどうつくるかを検討。

まずは、床下をチェック。すっごい大きな床梁が入っていました。

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囲炉裏の大きさを決めています。いい感じになりそうです。

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星野村 後藤さんちの民泊。研究会はあと2回。
次の研究会では、お食事処も営んでいらっしゃる後藤さん。

こちらのスペースも少々断捨離。そしてディスプレイの講座を行います。

最後の研究会で後藤さん愛情たっぷり手作りのお味噌商品のパッケージのお話まで出来たら良いな。

最初にお話を頂いて、4ヶ月。よくぞ、ここまで来ました。
おとうさん、おかぁさん、関係者のみなさま、あと少しです。
この空間に集って下さるひとたちの顔を思い浮かべながら、一緒に頑張りましょう!


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星野村のかぁちゃん父ちゃん、頑張ってます.

12月 2, 2011 Category 12九州ちくご元気計画 星野村 後藤さん農家民泊.

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なんと2011年、商品ではなくプロジェクトでグッドデザイン賞を受賞した、
九州ちくご元気計画さんの研究会のひとつで、わたしが受け持たせて頂いてる、
星野村民泊、後藤さんち。

民泊実現に向けて、一歩ずつ進んでいます。

一昨日の研究会では、お決まり、かぁちゃんのお持てなしを頂いて、
(この日はかぁちゃん手作り甘酒!)65歳のかぁちゃんに、事業計画書作成の授業?(笑)

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『難しいことは、しきらんですよー。』と言われたのですが、

先日の九州ちくごげんき計画さんの講師ミーティングで、
福岡で活躍をなさるいろんなジャンルのみなさんに、

『後藤さんところ楽しみにしてますよ!』とエールを頂きましたよ!とお伝えしたら、

かぁちゃん、満面の笑み。
『ほんなこっね?!!!』(通訳 本当ですか?!!!)

『そりゃ、頑張らんといかん。』と、老眼鏡をかけて、一字一句、手書きで、
一生懸命書いて下さってました。

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65歳にして、始めての事業計画書の作成です。

『おかぁさん、あのね、この事業計画書は、おかぁさん、おとうさんのこころの中の想いを
綴るお手紙みたいなもの。ここにコレがいる!その想いを綴ろう。頑張ろ。』

その言葉に一生懸命答えてくれました。『漢字が出てこん〜〜』っておっしゃいながら。笑

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70歳の父ちゃんは、次の研究会で、始めてのブログレッスンを受けます。

『パソコンやら、しきらんよ。』と、頑なだった、父ちゃん。
そりゃそうです。父ちゃんたちの時代には、んなもん、なかった。

わたしが30年後、30年前に考えもしなかったことを、今の時代に必要だから!と、
言われても、そんな簡単に向かっていける訳がない。

例えば・・・・・30年後、

『今の日本は車なんてナンセンス、全部一輪車ですよ!』とか言われて、

わたしが70歳で、相当転けながら、立ち直りながら、
一輪車を練習するみたいなもの、かな。ちょっと違うか・・・な。

たとえが、発想が陳腐過ぎて、いかがと思うけど、だけど、こういう感じじゃない?
1969年生まれのわたしでも、『携帯』とか存在するなんて、30年前から言ったら宇宙レベル・・・・。

ブログなんて・・・簡単には・・・・
そういう言葉を他のお仕事でも、良く聞くので、考えてみた。

どんなブログなら、扉を開けてくれるのかな。

考えて考えて、そして、見つけた『こんな感じでは?』というのに、
父ちゃんが『これなら出来るかもしれん・・・。』と言ってくれたので、

推進委員の馬場くんに相談。『ブログレッスンで講師さんを呼べる?』

九州ちくご元気計画さんには、本当にたくさんのジャンルの一線の方がいらっしゃっていて、
研究会の方の熱意、そして、意志がはっきりしていたら、事務局に申請をして、
その必要性を認めて頂けたら、わたしだけではなく同時に色んな講師さんに入って頂ける。

くれぐれもだけけど、その必要性が、『今』だったら。

『とりあえず』は無理。

だって、わたしたち講師の報酬は、みなさまが頑張って頑張ってお仕事、やりくりしている税金から
厚生労働省発信でお支払い頂いてるんだから。

今、九州ちくご元気計画さんには83種類の研究会さんが所属をしているらしい。
推進委員のみなさんはひとりで何個も何十個も掛け持ちをして、
ちくごで頑張っていらっしゃるみなさんのために動いている。

だからこそ、講師陣である、多くのプロデューサー、設計士、プロダクトデザイナー、
web、グラフィック、ロゴデザイナー、料理家、コンサルタントを始め、

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出口となる、バイヤーさんや広告、行政さんなどのお付合いをみんなが持ってる。

父ちゃんのブログ講師も、すぐに適任の、
たまたまだけど、父ちゃんのお家から近いwebデザイナーさんに
馬場くんがすぐにお話をしてくれて、先日の研究会の後、お逢いしました。

かぁちゃん、父ちゃんの、お人柄。
どうして、『今』民泊を考えているのか。

どこに向かって行こうとしているのか。

かぁちゃんに書いてもらった、コンセプト。

『ここだけ読んで。すべてが分かるから!』と、
わたしたちの研究会の新鋭、柴尾氏にお伝えしました。

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こころにヒットした様子の柴尾氏。それがすべてです。

『プロとして、参加したい!』

そんな気持ちが、伝わって来ました。かぁちゃん父ちゃんのこころが伝わった瞬間です☆

わたしたちみんなひとで成り立っていて、ひとからお金を頂きます。
お金からひとを頂くことはありません。こころの振動がお金だから。

要は、先週末、20年近いお付き合いの絶賛の子育て中の友人が、

『泊りにおいでーーー。』と、日々の忙しい中、時間を工面してくれて、
チーズフォンデュを用意してくれてる横で、

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ご主人は爆睡。 その想いに気付くか。

次の日に連れていてくれた、牡蠣小屋で、

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ワイワイがやがや、美味しいーーーーの連続の中、満員御礼、

二時間待ってると、いつの間にか、お空がすごい綺麗で、写真撮りたい〜〜〜〜と、お外に出て、

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その遥か向こうで、わたしたちの幸せな時間のために、黙々と牡蠣を網(?かな)から、
一つずつ外して下さっているひとたちに気付くかってお話だと思うのです。

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おっちゃんたち、格好良かったなぁ。

このひとたちのウラカタがあってこその、わたしたちの幸せがあるんだなぁって思ったなぁ。

『そんなん、お仕事やけん。』 その気持ちだけでは、寂し過ぎると、わたしは思います♪

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そうそう、民泊の後藤さんが代表をなさってるんけど、
八女のおばちゃんたちが、立ち上げて、
みんなでみんなで頑張ったらしい九州ちくごんき計画さんの研究会、『ほしのほしやさい』が、

なんと、なんと!!!!!2011年、福岡産業デザイン賞の優秀賞になりました。
155項目出ていた中で、2位です。 すっごーーーーい。すっごーーーーい。

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後藤かぁちゃん、泣いてましたよ。

お店を持ってる訳でもなく、
なぁーーんも出来ん、分からん、八女のおばちゃんたちが、
あーーーじゃない、こーーーじゃない、繰り返し。そして『2位!!!!???』

走馬灯の様に、全部が流されて行く〜〜〜〜って。

さてさて、明日も、光栄にもお仕事いっぱい。

たくさんのひとに支えてもらって、明日もあります☆


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星野村の後藤さん 農家民泊計画.

10月 6, 2011 Category 12九州ちくご元気計画 星野村 後藤さん農家民泊.

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九州ちくご元気計画さんからのご依頼。
八女の星野村に、後藤さんという元気なお母さんと、男前のお父さんがいらっしゃいます。

星野村をこよなく愛していらっしゃって、
星野村を以前のように、元気なひとの集まる村にしたいと、
こどもたちはみんな巣立ってしまった、ご自分たちと同じ歳の方々へ、
おじいちゃん、おばあちゃんに、希望を届けたいと、

一生懸命頑張っていらっしゃる、ご夫妻。

感謝のこころが、とっても深くて、誰かのために、みんなのために、
たくさんたくさん動き、考え、お仕事をなさっている美しいご夫妻。

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後藤さんちにいらっしゃった方は、みーーーんな長居をなさるらしく、
泊って行きたいなぁ・・・そんな言葉を多く聞くそう。

近くの誰々さんが、『野菜作ってもね・・・食べるひと居ないしね・・・。』
そんな言葉を聞くそう。

星野村のみんなのために、遠くから星野村に来て下さった方のために、
何から手をつけていいか分からないけど、農家民泊をご自分たちも無理のない範囲でやりたい!

そのご意志から、わたしは、呼んで頂けました。

築200年のお家。

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この建物のちからを借りて、後藤さんならではの、農家民泊を、
ご夫妻を一緒にただいま考案中。その夢に到達するための道筋も一緒に考案中。

ご夫妻は、わたしの両親よりも年上。
からだやこころ、出来るだけご負担がないように、夢を叶えてあげたい。

昨日お打合せに行ったら、『先生、お昼ご飯食べたね?食べとらんとーーーー。』と
ご用意下さった、後藤さんちの近くでとれたお野菜がいっぱいのご飯を、
今、どこかで、頑張ってるひとに、届けてあげたい。

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昨日のわたしみたいに、『もうお腹いっぱいで味噌饅頭までは入らないーーー。』と、
後藤さんと一緒に笑うひとを増やしたい。

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ひとは希望をなくすと、どうなるのか、わたしは経験をしたことがあります。

このお仕事、今出逢うべきして、出逢わせて頂いたお仕事と思っています。
あと1週間でちょうど一回忌を向かえる昨年亡くなった父に、
後藤さんのご主人が似ていることも、何か深いご縁を感じています。

ご縁を繋いで下さった、江副さん、ちくご元気計画さん、ありがとうございます。

現在、後藤さん、ちくご元気計画の推進委員のbabaくんと農家民泊のための補助金や、
いろいろな情報を集めています。何かご存知の方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡下さい。


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