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上毛町 実践型教育プログラム参加者募集らしい!

10月 13, 2013 Category 14こうげのシゴト 巣狩谷グリーンツーリズム計画.

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福岡県最東端の上毛町(こうげ町)にて、

古民家リノベーションの実践型教育プログラムがスタートします。
設計から施工までを行うアメリカ発の建築教育、だそうです。

参加対象は、

・ 建築及びまちづくり等と学ぶの大学生、大学院生、専門学校生
・ 建築及びまちづくり等の業界で働き、本プログラムに興味のある方(30歳以下)

『上毛町ってどこ????』って、みなさん。

はい、わたしも上毛町ブランド創造協議会こうげのシゴトに参加させて頂くまで、
失礼ながら存知上げませんでした。

博多からソニックで1時間半くらいで中津駅(大分県)に到着します。
こうげ町はすぐ側。10分も車で行けば上毛町に入ります。なので最寄り駅は中津駅。

そして今回プロジェクト対象の古民家がある有田地区は、

地元では『巣狩谷(すがりたに)』と呼ばれ、12世帯の集落です。
有田富士と呼ばれる山の麓ですが、中津駅からは車で20分くらいの近さ。

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晴れた日には、瀬戸内海、山口県の宇部市まで見え、集落のみなさんの自慢は『景色』です。

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わたしはこちらの巣狩谷のみなさんが集落みんなで『農家民宿』を行いたいとのお話から、
講師として呼んで頂き、みなさんのサポートをさせて頂いています。

巣狩谷は現在5世帯が『ご自分で』農家民宿申請を行い開業をしました。その様子はコチラ。

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2013年に農家民宿を開業した巣狩谷は、今、お料理や体験のコトを磨いています。

わたしにとってはお野菜博士のようなベジキッチンのゴトウタカコ氏(通称ごっちゃん)を
始め、色んな方がこうげに訪れてくれて、山や谷に生息する草を美味しく食べることを
お勉強しています。どんな体験が楽しいか知恵を絞っています。巣狩谷は本気です。

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先週、集落には石釜が出来上がり、山野草をメインに使い、お料理の研究会が行われました。
ここに至るまで、石釜つくりの研究に行ったり、イロイロイロイロ。

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『集落ですか・・・どんなひとたちがいらっしゃるんですか?』聞きたいですよね。
わたしも、集落で育っていないので、最初ちょっとビビりました。こんなひとたちです。

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専業農家さん、兼業農家さん、林業さん、学校の先生・・・・。
夜には、鹿が普通に出て来て、夜空には満天の星なのに、ライブハウスもあります。

みんなで協力し合って、楽しいこと、食べること、お酒、集まることが大好きなひとたち。
そして、みんなが巣狩谷をどうにかして行こうと一生懸命。それが巣狩谷です。

場所によっては、犬のお父さんのお電話は通じません。でも良くないですか?

自分の生まれた場所に誇りを持ち、磨いて行こうと努力をしている大人たちと
少しばかりの時間を一緒にして生きることと建築を学ぶこと、あんまり機会がない気がします。

サポート下さる講師陣、アドバイザーのみなさまは素敵な方ばかり。
(わたしは巣狩谷に片足入れてるのでたまたまデス!)

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こちらが運営のR不動産さんの募集内容です。応募受付は10/21-10/31。

上毛町有田地区にある古民家をリノベーションし、

地域の拠点となる複合施設
(用途:コワーキングスペース、交流スペース、共有キッチン、上毛町サテライトオフィス)
を設計・施工します。設計は、現地で数回の週末合宿を行ない、
実務経験豊かな講師陣(建築家)の下、進めていきます。

また、施工期間は地元有志による施工チームや地域外の職人と共同して作業を行います。
プロの技を習いながら、リノベーションの現場を体験してみてください。

■参加対象
・ 建築及びまちづくり等と学ぶの大学生、大学院生、専門学校生
・ 建築及びまちづくり等の業界で働き、本プログラムに興味のある方(30歳以下)

■定員:6名程度

■参加費:無料
※宿泊場所は用意します。傷害保険料や交通費、食費等は実費負担。

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*募集のもっと詳しい内容はこちらへ。→  

*巣狩谷のみなさんのこれまでは、こちらへ。→ お仕事ウラガワ日記。

〆切間近です!対象に入る全国のみなさん、こうげ町でお待ちしています。

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余談ですが、こちらのプロジェクトとは違いますが、

わたしが講師をさせて頂いてます、『こうげのシゴト』の総合プロデューサーは、
九州ちくご元気計画(2011年グッドデザイン受賞)さんと同じく江副直樹氏ですよ。

みなさんが考えている色々のヒントが、こうげ町にあるかもです。では!


こうげのシゴト 巣狩谷グリツリのその後.

7月 23, 2013 Category 14こうげのシゴト 巣狩谷グリーンツーリズム計画.

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こうげのシゴト 巣狩谷グリツリは、3月の大イベント前に5世帯すべてが農家民宿許可を頂き、
あれからひとつひとつの色々を集落のみなさんが磨きながら歩んでいます。

奥様方は、料理家ゴトウタカコ先生と共に、谷に生息する様々な山野草を学び、
そのお料理方法をみなさんで考案していらっしゃるとお聞きしています。

男性のみなさまは、お客様の受入れ体制の整理、
webサイトの作成向けて試行錯誤しながら(ご自分たちでつくるんです!)
集落みんなが使える石釜の作成に向けて、まずは場所を決め、大掃除を行い、
石釜を研究に行き、いよいよ9月始めに完成を目指して、お盆休みは返上の模様です。

筍の時期だったから4月だったでしょうか。集落のみなさんが石釜つくり研究のために、
やって来て下さいました。

場所は、ゴトウ先生ご紹介の三瀬の農家民宿 具座さん柳川の杏里ファームさん

こちらの写真は具座さんでの様子。みなさん興味津々。いっぱいの質問が飛び交っていました。

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みなさん童心に返り、ワイワイ言いながら、ピザつくり体験。
お野菜はご持参なさったものや、具座さんに生息している山野草を収穫させて頂いたもの。

具座さんから美味しいピザのつくり方を教えて頂きました。まずは、生地だけ、少し焼いて...

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具をのせて、ふたたび石釜の中へ。

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はい、出来上がり。

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甘いピザも、美味しかったですよー。アリです!

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杏里ファームさんでは、こうげ町産のサツマイモや筍を焼かせて頂きました。

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食べること、呑むこと、会話することが大好きな巣狩谷グリツリのみなさん。

来て下さるお客様の顔を浮かべながら、こうした方が喜んで頂けるかも、楽しいかもと、
あーーだ、こーーだ、言いながら、石釜を完成して下さることでしょう!

これからも、巣狩谷グリツリを、みなさんと一緒にまだまだ磨き続けます。

宿泊はお家によって随時お受け入れなさってるので、夏休みにどうぞ。川もあります。
晴れた日は、山口県まで見える素晴らしい景色をご堪能出来ますよ!


巣狩谷グリツリ、残るは旅館業申請のみ.

2月 4, 2013 Category 14こうげのシゴト 巣狩谷グリーンツーリズム計画.

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渡欧出張から帰国後5日目には、人口8,000人のこうげ町へ1泊出張。

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昨年の10月からスタートした『巣狩谷の挑戦グリツリ』は順調に沢山の申請がおりてくれて、
パリに居る時に事務局さんより『消防さんの現地調査も終わり全員許可がおりました!』と
ご連絡を頂きました。アパルトマンでひとり『よし!』とガッツポーズ致しました。

スゴいスピードだーーー。残るは旅館業法の申請、申請書は既に出来ているから提出のみ。

この日は、前回みなさんで、たっぷりたっぷりお話し合いをした、3月のこうげのシゴト
あげての大イベントの内容を確認。お料理班、空間班に分かれてお話し合い。

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最近、集落のみなさんから積極的にご意見が出て来て、本当に嬉しい。

お料理班は、集落の名物、押し寿司つくり。こちらは3月の農家民泊モニターツアーにおいて、
体験項目のひとつになる。今までのつくり方をゴトウ先生が奥様方とブラッシュアップ中。

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それを撮影する、事務局さん。
同じ空間で、2つの班に分かれてやってるから、あっちにこっちに忙しそう。

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途中、『何かもっと上に乗せてみたいな。』という声がキッチンから聞こえたと思ったら、
みなさんでお出掛け。真っ暗な中、川へクレソンとセリを収穫に行った模様。
その他、みなさんのお家の冷蔵庫を物色(?笑)

『こんなにイロイロあった〜!!』と嬉しそうに食材を抱えてゴトウ先生が戻って来ました。
本当にお料理や食材がお好きなんだなぁーと、微笑ましく拝見させて頂いておりました。

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さすが奥様方、ゴトウ先生とにいつの間にか、こんなに素敵な押し寿司が出来てました。

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空間班は、その間に、営業許可がおりたら、必要となる消防さんへの提出書類を作成。
はい、こちらはカタイことをやっております。

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3月のイベントには全国から200人のひとが、こうげ町に集って下さる予定。
巣狩谷農家民泊を知って頂く絶好のチャンス。集落のみなさん気合い十分です。

イベント以降の宣伝をして行く方法や、予約の受け入れ方、3月のイベントの発表の
仕方などを話し合いました。新しいホームページもつくることに決定。
実は、今までもあったことが前回で判明。笑 製作は集落の方が自分たちで学んでつくります。

カタイお話してますが、みなさんこんな様子ですよ。とっても民泊に前向きなんです。

この日は『ここまで来たら、ロゴマークつくって、民泊専用の名刺をつくろう!』との
意見が出て来ました。これには、わたしも事務局さんもびっくり。

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お話も落ち着いたので、押し寿司を試食。カットするとケーキみたいにキレイです。

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3月のイベントまで1ヶ月を切りました。巣狩谷グリツリ農家民泊の開業は3月1日が目標。

今日あたり集落の方が行橋市の保健所さんに旅館業の申請書類を提出なさっていることと、
思います。その後、書類審査、現地審査、そして開業許可。同時にモニターのみなさまを
お迎えする体制を出来る範囲で出来るだけ。急ピッチな時間になりそうですが、楽しみます。

さて、所変わって、こちらは民泊の先輩、星野村の後藤さんち。
お父さんの希望で暖簾を製作しました。ロゴマークは後藤さんちの家紋。

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オランダに行ってる時に、

3:30『am』に町谷氏から『後藤さんちの暖簾の件ですけど〜。』と、お電話があるミラクル?
に恵まれながら(笑)無事に設置が完了致しました。これからどんどん進んで行って欲しいです。

町谷さん、今回もありがとう。とってもいい感じに出来上がって嬉しい!

さてさて、その後藤さんとわたしを繋いで下さった、ちくご元気計画さんは、昨年12月より、
第二弾が始まっております。光栄にも沢山のご依頼を頂いて、今日は第二弾初となる研究会へ
今から行って参ります。久しぶりの、うきは町。朝から降ってた雨も上がりました。楽しみっ。

2月は、うきは、こうげ、東京、八女、大牟田、そして福岡市内と色んなところに行けそうです。
ご住宅1軒家リノベーションもいよいよ来週着工。ご住宅新築も来週地鎮祭。素敵な年明けです。


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こうげのシゴト 巣狩谷の挑戦、大きく前進。

12月 18, 2012 Category 14こうげのシゴト 巣狩谷グリーンツーリズム計画.

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福岡県上毛町 巣狩谷。

12世帯の集落のみなさんが、農家民宿をしたいとお声を掛けて頂いたのが10月中旬。

農家民宿をするために許可申請も含め何をしないといけないかご説明を重ね、
11月中旬、12世帯のうち、まず5世帯が家族会議を終え、農家民宿を申請することが決定。

申請は5管轄。わたしがお仕事としてお受けすると費用がかかってしまう。
なので、集落にみなさんに申請書類を作成して頂くことに挑戦をして頂きました。

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そして昨晩、2時間の研究会にて、すべての申請書類、図面が完成致しました!
やったことも見たこともない書類を前に集落のみなさんは本当に頑張って下さいました。

こんなミラクルが起きたのは、
まず、こうげのシゴトの事務局の久保山氏が動きまくってくれたおかげです。

『ケンチクシドウカ』という言葉なんて聞いたことなかった彼に、

福岡市内から

『コレをここに言って聞いて来て。』『このひととお話して来て。』と指令(?笑)を出す、
わたしもかなりの鬼軍曹ですが、彼はそれを本当に敏速に完璧に行ってくれました。

そして、最初の研究会から見学に来て下さって沢山の助言を下さった農山村振興課のK氏にも
大きな大きなサポートを頂きました。この日は申請書類の指導にも来て下さいました。

こんなことは異例なことです。18:00〜の研究会、完全に残業です。

Kさん本当にありがとうございます。余談ですがココでも個人的ミラクル。
K氏のご実家とわたしの実家は隣町。びっくりしました。

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そして、もうひとり、保健所のH氏。

K氏と同じく行橋市から1時間かけて来て下さいました。H氏も異例+残業のダブルです。
お電話では何度もやり取りをさせて頂き本当にお世話になっています。Hさんありがとう!

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昨日集落のみなさんの頑張る様子を見て、『集落って本当にいいなぁー。』と思いました。

事前に調べたり測ったりする宿題と、書類作成に必要な筆記用具や電卓などを持って来て
下さいとお知らせをしてたのですが、みなさん忘れ物なし!素晴らしい☆

『コレってこういう事かいな。』なんて言いながら、みなさんで助け合ったんだと思います。

書類を作成しながら、

『○○ちゃん、ペン貸して。』とか、『○○ちゃん、コレでいいんかいな。』とか、
『○○ちゃん、字、汚過ぎるって!』とか、『字が汚かったら通らんちゃない?』とか。

失礼ながら昨日はみなさんが小学生に見えました。笑いも忘れない巣狩谷集落、素敵です。

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そんなこんな、やいのやいので、出来上がった申請書類。みなさんの情熱の塊です。

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出来上がった瞬間、開口一番の言葉は、『こんな勉強したの小学生ぶりやん!』『俺もやん!』
みなさん、とってもお疲れのご様子でしたが、達成感と自信に溢れた顔つきになっていました。

そしてわたしと久保山氏は、その後放心状態。『出来た・・・・・本当に出来た。』
お互いの労をねぎらって、得意のお互いを褒め合って、わたしは福岡へ。
ひとの居ない中津駅のホームでしたが、こころがあったかかったので寂しくなかったです。

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最近、すごく思うことがあります。ひとつのお仕事は次のお仕事の大きな力になってくれる。

今回、ここまで色んな方が動いて下さって、すべてがスムーズに行ったのは、
ちくご元気計画さんで星野村後藤さんちの民泊を造らせて頂いたおかげなのです。

こうげのプロジェクト前に、福岡県庁や今回の管轄部署に何故かわたしの名前が届いていて、

初回研究会では県庁の方が、
『星野村の後藤さんのところをつくられたミヤギ先生ですよね。見学をさせて下さい。』と
やって来てくれたのだ。昨日の研究会では行橋農林事務所の方が。

たぶん、わたしの知らないところで、多くの方がお話をして下さってるんだと思う。
みなさま、本当にありがとうございます。

そして巣狩谷農家民宿のためにお電話でやり取りさせて頂いた他の管轄のみなさま、
本当にありがとうございます。おかげさまでここまで来ました。

そしてそして今日はあと1時間で星野村へ。後藤さんちに民泊に行って来ます。
ご夫妻とお打合せのある、わたしと町谷さんは早めの到着。宴会前にお仕事して来ます。

職人さんも、元気計画を卒業した推進員のふたりも、プロジェクトメンバー全員が集まります。
そしてこちらでも幸運が。明日、ももち浜ストアさんで後藤さん民泊をご紹介頂けます。

プロジェクトメンバー全員で観れるなんて、なんて嬉しいことなのでしょう!
お世話になったH女史、本当にありがとうございます。あっ、明日は水曜日。

ということは、お友達のフードコーディネーターkeikoちゃんが出演の日では?
テレビの中のkeikoちゃん、始めて観れるかな。今日、明日は楽しい時間になりそうです。


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こうげのシゴト巣狩谷グリツリ研究会Vol3,4.

11月 15, 2012 Category 14こうげのシゴト 巣狩谷グリーンツーリズム計画.

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巣狩谷集落のみなさんと始めましての研究会から3週間、

次回の研究会のための下調べ、下調べ。星野村で農村民宿をつくったので余裕と思っていたら、
いろんなボールが飛んで来る、飛んで来る。所変われば、いろんなケースがあるもんです。

前回の自己紹介情報を元に、
ひとりひとりの顔を浮かべながら、ひとつひとつ気になることをお役所さんに確認しました。

スゴいボリュームでした!

研究会の推進員の久保山氏の携帯電話の着信履歴は、ここ数週間わたしがダントツTOPらしい。

そして迎えた第三回目の研究会は、集落のみなさんのお宅拝見。

重要なことを伝えないといけないお家もあって、ちょっとアタマの中がグルグルしていたら、
あと15分ばかりで中津駅に到着する頃、綺麗な夕暮れが現れた。

美しさに見とれてると、いつの間にかアタマはスッキリ。太陽のちからってスゴいなー。

到着後すぐに、お宅拝見スタート。料理家のゴトウ先生も一緒です。

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ログハウスのお家、大家族のお家、夜景が絶景のお家、男性ひとり暮らしの大きなお家、
81歳のおばぁちゃまが摘んで来て生けてるお花が、とっても素敵なお家・・・・・。

小さな集落とは言えども、次のお宅までの道のりは結構あります。
2時間1本勝負!(笑)みたいな感じで、この秋一番の集中力を発揮させて頂きました♪

この日は、研究会の後、もっと集落のことを知りたくて、みなさんの集いの場、
モリさんのライブハウスへ。今回の研究会にご同行頂いたお役所のおふたりも一緒に。

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いつの間にか出て来る、持ち寄りの品々。川上さんが持って来てくれた渋柿、美味しかったー。
伊藤さんところで、お土産に頂いた手作りの桜餅とお漬け物も、あったかくて美味しかったー。

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こうげ町の日本酒もあるんだ。へぇーー。もちろん頂きましたよ!酒宴から始まること多し。

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研究会では、参加者さんの人数が多いので『先生』の場所に座ってお話をするから、
同じテーブルを囲んで沢山お話したかったんだーーー。

盛り上がって盛り上がって、列車最終ギリギリまで、いろんなお話。
集落のみなさんもわたしたちもぶっちゃけトーク。今度は別のみなさんともお話したいな。

この日は、参加してくれた中尾さんのお誕生日ということが分かり、最後はモリさん熱唱。

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推進員の久保山氏は、ノンアルコールで、つねに冷静。
みんなの色んな言葉を常に書き留めてくれてます。

柔らかい雰囲気ですが言う事はハッキリ言う。本当に頼りになります♪これからもよろしくね。

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そして次の日、情報は早いうちにみなさんのお伝えしましょっと、連続の研究会。

前日のお宅拝見の結果、
巣狩谷集落のみなさんはみなさん農家民宿または農村民宿の申請が可能。

みなさんが気にしていた水質のことや、申請の手順など、
小難しいことを出来るだけ分かり易くと、久保山氏と連携を取って説明。

外灯はポツポツで、最近は17:00には真っ暗になる集落で、
農業やお花を育てたり林業をなさっているみなさん。一生懸命、一生懸命聞いて下さいました。

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今回研究会の準備をしているときに、思い付いたことも提案してみました。

農家民宿、農村民宿の申請は、5つのお役所の法律をクリアしていかないといけない。
それをわたしたち建築士が代理で行うことも、もちろん出来るけど、そうすると費用が発生。

みなさんの負担にならないために、どうしたら良いかな・・・・・・

『そうだ!講習会を開いてわたしが教えれば良いんだ!』
『図面もビジョナリーアーツのカフェ科の生徒さんも描けたのだから、お教えしたら描ける!はず』

見た事のない文字ばかりの書類になるけど、頑張って自分たちで申請書類作成してもらって、
そして集落みんなでお役所に申請に行ったら良いのでは?

うん、それはスゴいパワー溢れる絵になるだろう。こうげ町って、巣狩谷ってスゴい!と
宣伝のひとつにもなってくれるかも。すぐに久保山氏にお電話。(また。笑)ノリ気♪

集落のみなさんにその旨をご提案したら、とても前向き。いい意味でびっくり。(笑)

とは言え、『やるぞーーーー!』と盛り上がっているのはご主人チーム。

とあるお家拝見のときのお話。こちらはすぐにでもお客様をお迎え出来るようなお家。
その旨を奥様にお伝えしたら、『はい、ないのは、やる気だけです!』と。(笑)

ただいま、集落の男性群が奥様を説得なさっています。
家族会議が終わりましたら次回の研究会の日にちを決定。さて、どうなる。男性群、ファイトです!


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こうげのシゴトスタート + ちくご元気計画送別会.

11月 1, 2012 Category 14こうげのシゴト 巣狩谷グリーンツーリズム計画.

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10月22日、福岡最東端の築上郡こうげ町に始めて訪れました。
こうげのシゴト 巣狩谷グリツリ研究会のみなさんの初顔合わせです。

始めて訪れる、こうげ町。研究会前に巣狩谷集落をお散歩させて頂きたく早めに到着。
到着すると、柿の木の下で、お仕事が終わった集落のみなさんが待って下さってました。

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みなさんと、ゾロゾロと集落を歩きながら、いろんなことを教えて頂きました。
こちらの集落からは、なんと、山口県の宇部市まで見えます。中津の夜景もキラキラと綺麗。

とにかく景色がいい。

作物も豊富にあって、特に米がご自慢とのことですが、山菜に柿に柚子、ジビエに鱧も。

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こちらは、生まれて始めてみた、まごも。ゴトウタカコ先生、大好物とのこと。

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一時間半くらい歩いて研究会の前に、集落に着いて『後で寄ってよ!珈琲入れとくから。』と、
最初に声を掛けて下さったモリさんの手作りライブハウスへ。

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よく見たら、壁に音符が。いやぁーーこの発想、プロには中々出来ません。素敵☆
集落のみなさんと、夜な夜な集まって、歌ったり、楽器を弾いたり、お酒を呑んでるそう。
ご用意下さった珈琲、こころがこもっていて、本当に美味しかった!

そして、19:00。集落のみなさんと公民館で初顔合わせ。研究会のスタートです。
参加下さった世帯は10世帯。× ご夫妻で参加して下さった方もいらっしゃるので、約20人。

そのみなさんが『民泊のことを知りたい!』という意欲満々で、わたしを見つめてくれます。

1対300人の講演はしたことがあるけど、今回はみなさんとの距離が近い。
なので、最初は少々緊張しました。緊張するんですよーー、わたしも。こう見えて人見知り。

そしてまずは、星野村 後藤さん、安心院の中山さんの民泊を写真を見て頂きながら説明。

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その後は、農家民泊と民宿の違いを、そして開業するために必要な許可も説明。
ちょっとカタいお話です。でも、みなさん、しっかり聞いて下さいました。

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その後は、全員の自己紹介をお願いして、質問をしながら、書きとめ、書きとめ・・・。
せっかく、ご用意下さってた大好物のカステラ、頂く余裕はありませんでした。残念だった!

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カタいお話ばかりでは、みなさん家路に着く足取りが重くなっては!と思い、

最後はゴトウ先生にバトンタッチ。地元にある作物や郷土料理、チャレンジしたいことを
聞いて頂きました。みなさんの顔も、ほっこり。お料理ってやはりひとを幸せにしますねー。

巣狩谷グリツリ研究会、次回は11月12日。次回は集落のみなさんのお宅を拝見。

みなさんのやりたいことが出来るか、出来づらかったら、どうしたら簡単に出来るか、
建築側、お料理側から、検討をさせて頂くためです。この日もゴトウ先生と一緒。

さて、日にち変わって、今度は、ちくご元気計画の推進員のひとり、
塚本くんが次なる夢に向かって早期退職が決まったとのことで、久留米で送別会。

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彼には研究会の推進員で頑張ってもらったことと、プロダクト学科出身で建築も学びたいと、
元気計画さんがお休みのときに、うちにお手伝いにも来てもらって、とてもお世話になってる。

ということで、行かないわけには!と、スケジュールをぐーーーんと変更。行って参りました。
久しぶりにお逢いする元気計画講師陣、事務局のみなさん。

悪気はぜんぜんないんだけど、主役の塚本くんを脇役にしてしまう迫力の持ち主ばかり。(笑)

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いつもながら、あったかい、笑いに溢れた宴でした。元気計画さんの宴はいつもとっても楽しい。
みなさん、一緒に居て楽ちんなひとばかり。

これ、始まったばかりの、こうげのシゴトさんにも同じ空気感を感じます。なんでだろうなぁー。

ちくご元気計画も12月より第二弾がスタートとのこと。
全国で最大規模になる15市町村のプロジェクトになるとのこと。

どうやら、こちらにも呼んで頂ける模様。
昨日、同じ歳のスペシャル公務員T女史にも、『よろしくね♡』と言われた。

何をするのかなぁーわたし。(笑)まっ、楽しそうだから着いて行ってみよう。
同時に進行する、こうげのシゴトとちくご元気計画第二弾。

びっくり楽しいコラボレーションも始まって行くのでは?と、わくわくしております。


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こうげのシゴトにて、大役を仰せつかりました.

10月 18, 2012 Category 14こうげのシゴト 巣狩谷グリーンツーリズム計画.

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九州ちくご元気計画の総合プロデューサー、株式会社 bunboの江副さん。
そのプロデュース力が全国に広まり、全国5箇所で色んなプロジェクトをなさってることは、
江副さんのブログから拝見しておりました。

へぇーーーさすがだなぁ、今度はこの方もご一緒に!すごーいと、ひとりのファンとして
ワクワク眺めておりましたら、今月始め、江副さんからメール。大役を仰せつかりました。

その大役とは、福岡県最東端の築上郡上毛町(こうげまち)にて、現在、こうげのシゴト
いうプロジェクトが立ち上がっています。元気計画さん同様、厚生労働省雇用促進事業。

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人口 約8,000人のこうげ町。

そのこうげ町の山間部にある谷の一つに有田地区、地元の方は巣狩谷と呼ぶ集落があり、
そこに住まう12世帯の方が、こうげ町の魅力を伝えるためにグリーンツーリズムをやろう!と
2年ほど前に農家のみなさんが立ち上がった。

現在空き家も多くあり、こうげ町の魅力を全国、世界に伝え、多くのひとに来てもらえるように、
住んでもらえるように。

これまで自分たちで考え、2、3度モニターツアーをなさったらしいのだけど、
『さて、これからどうして行ったら・・・。』と思っていらっしゃったところに、

こうげのシゴトプロジェクトが立ち上がり、集落のみなさんは、すぐに登録。

そして、そのプロジェクトに、幅広いプロデュースも出来る建築家ということで、
江副さんから大役を仰せつかったのでございます。メール頂いてビックリ!!!しました。

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農家民宿は元気計画さんで星野村の後藤さんちで経験をさせて頂いたので、あらかた分かる。
けれども、あの時は始めての経験で、勢いで何とか出来た感じだったので、まずは復習。

書類を見直して、県のご担当者さんにお電話して、推進員さんにお電話して、色々確認。
何か必要で、順序はこうが良くて、このセクションはこのひとにご協力してもらって・・・。

後藤さんところと大きく違うのは、12世帯のみなさんに同じ到着点に向いて頂くこと。

やる気満々の方もいらっしゃれば、『どげなことするんやろ・・・出来るかいな。』と
思っている方もいらっしゃるでしょう。

なので、旅館とグリーンツーリズムと『田舎に泊ろう!』の違いを、簡潔にお伝え出来る
資料を今から作成。写真たくさん撮ってて良かったな〜〜。

こうげ町のみなさんとは、週明け22日に初対面です。町のことを知りたいので早めに行きます。

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今回のプロジェクトには沢山の柱が必要。プログラム、空間、料理、広報、住まうひとを。
許可申請という、ちょいと小難しいこともみなさんに頑張って頂かないといけません。

料理の柱はベジキッチンのゴトウタカコ先生に協力して頂けます。初コラボ、楽しみです。
まだまだ沢山のプロフェッショナルのみなさまにご協力頂くことになると思います。
お声掛けさせて頂くみなさまよろしくです。

空き家のことの関しては、推進員の久保山氏を始め、すでに動いていらっしゃいます。
『上毛町ワーキングステイ』という取組も始まっています。詳しくはこちらをどうぞ

東京ではすでにこちらのイベントも。『ローカルに移り住む若者たち 第一回九州・上毛町篇』

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巣狩谷12世帯の集落のみなさんを始め、こうげ町さんと進ん行きたい台本は出来上がりました。
22日、みなさんのこと、こうげ町のことをもっと知って調整をして行きます。

目指すは、こうげ町さんが掲げてるこちら。『日本で一番、人が元気な町を目指しています。』

つい半年前までは、こんな大役を頂いたらプレッシャーの方が大きかったのに、
わくわくが止まりません。経験や時間、そして尊敬するみなさまの存在は大きくて大切ですね。

みなさんと一緒に楽しみまーーす。ブログを見て下さっているみなさま、『こうげ町』ですよ。
アタマの中にインプットをよろしくお願い致します♪


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