Archive for 12月 2016

上毛町takahashitakashi邸リノベーションお料理編.

12月 30, 2016 Category 19 日々のいろんな時間.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

巣狩谷から一番近いマーケットは、谷を下り、片道 車で20分。往復+お買い物で、ざっと1時間半。

takahashitakashi邸現場監理のため、西塔家【有田山荘】に滞在をさせて頂いてた間、お礼は日々のご飯つくり。
メンバーは、西塔家、takahashitakashi氏、主人、わたし = 大人5人+2歳のみなみちゃん。

お仕事しながら毎日1時間半は大変なので、食材を持ち込んで、お料理をしました。

こちらは、ある日の晩ご飯。初のブイヤベースを。スープ系は煮込んでいる間、色々と出来るので助かります。
その他、クリームシチューとか、豚のミルフィーユ鍋カマンベールチーズのせとか。

img_7464

チーズフォンデュもやってみました。下ごしらえに、案外時間がかかることが分かりました!
これまで、何度もチーズフォンデュで、もてなして下さったカシュカシュまりさんに改めて感謝。

img_7898

現場でヘトヘトであろう主人も、おもてなしは別腹の様で、お料理づくりを楽しんでいました。

こちらは、得意の生パスタ。ラグーソースです。6人前ともなると迫力スゴいです。
その他、餃子に、お好み焼きに、日田焼そばに。(MY 鉄板+フライ返し持ち込み)

img_7744

朝ご飯は、ほぼ和食。日当りの良い、西塔家の食卓に似合うんです。一度オープンサンドだったなぁ。
朝陽で目が覚め、抜群の朝陽が出たら、みんな各自のお部屋からワラワラ出て来て、黙って眺める。
なんとも贅沢な時間でした。

img_7452

ちょうどお神楽の時期だったので、拝見出来たり、つきたてのお餅にも恵まれました。

img_7518

img_7498

img_7499

合計2週間の滞在で、外食は、2度ほど。
マッサージの先生より教えて頂いた中津駅近くの宝来軒本店さんへ。

11:00〜15:00までの4時間営業。この時間にピタリと当てるのは中々難しいけど、
ここのラーメンは、お汁まで全部飲み干せます。本店は、他と全然違うお味なのです。

img_7659

良くお名前を聞く、バルンバルンの森亜細亜食堂cagoさんのランチのクオリティー、コストパフォーマンス、
素晴らしかった。ご一緒したフレンチのシェフも唸っていました。

img_7714

img_7710

img_7711

普段、購入をしたお弁当を食べる習慣がないので、せっかくお弁当を買って来てもらってたのだけど、
『白ご飯とふりかけでも良いので、お家で食べたい!』と、西塔家に我が侭を言いましたら、

奥さんかめちゃんが、『鶏むね肉は疲れを取るらしいので!』と、鶏ムネ肉のどんぶりランチや、
カレーうどんを用意してくれました。大御馳走!

img_7732

img_7741

少し時間があった、ある日。わたしもランチづくり。良くつくる、お出しと牛乳でつくった、ちゃんぽん。

img_7747

集落の方にお世話になった日も。
民泊もなさっているモリさんちで、しゃぶしゃぶ+沢山のお料理をお御馳走になりました。

img_7748

福岡 平尾のビストロ ル・ブルジョンのくまちゃんファミリーが上毛町に興味を持ってくれて、
1泊でやって来てくれた日もありました。西塔氏のアテンドで、旬のしいたけ、かぼす、柚子狩りへ。

img_7672

img_7681

写真は収穫させて頂いた量の1/100。大量収穫!しいたけ農家の三田さんご夫妻のおもてなしはスゴかった!
娘のricoちゃんは、モリモリご飯を食べていました。おかわりも。美味しかったんだねー。

img_7687

その夜は、巣狩谷グリーンツーリズムの中尾さんご夫妻が、たっぷりお料理を用意してくれて、
お御馳走になりました。お味のたっぷり染みたおでん、新鮮なエビ、アサリ、大好きなナマコ!
嬉し過ぎて写真がありません・・・・。

シェフも牛肉の赤ワイン煮込み、自家製ソーセージ、上質なワインを持って来てくれて大宴会となりました。
女性たちは、技を修得しようと、キッチンにピッタリ。

img_7693

img_7697

img_7699

takahashitakashi氏は、いつも美味しい果実をポケットに忍ばせています。
小豆島の檸檬だったり、すだちだったり。上質なワインやお酒も持って来てくれました。

こちらは、ある日頂いた紅まんどんな。お江戸では1つ1,000円するそう!
口に入れた瞬間、2歳のみなみちゃんと顔を見合わせ、絶句しました。美味しかった!

img_7902

そして、いよいよ最後の晩ご飯は、疲れたときには発酵食品!ということでキムチ鍋。

img_3214

いやいや、こう見ると食べています。食べることはパワー!みんな食いしん坊でつくり甲斐がありました。
合宿のようだった日々。みなみちゃんの存在は、いっぱい笑わせてもらってお仕事後とっても有り難かった。

西塔家には、わたしたちがお仕事をやり易いように、沢山サポートをして頂きました。
咳が止まらないわたしに、かめちゃんのお父さんがお電話で診察をしてくれて薬を選んで下さいました。

ありがとうございました!西塔家、亀田家さま。

そして、例の上毛町でシェフが収穫した椎茸は、抜群に美味しいスープになって、
ただいまビストロ ル・ブルジョンのメニューに載っています。数に限りがあると思うのでお早めに!

img_7824

img_7815

img_7818

福岡のビストロに、上毛町産の文字。嬉しいなぁ。数年前は福岡県民もあまり知らなかった町。

今や、全国からひとが訪れ、先日はインドから学生さんが15人、農業体験+農家民泊のため
いらっしゃっていました。巣狩谷で『ナマステ〜〜。』と言うなんて。

みなさまも、是非、巣狩谷へ、上毛町へ行ってみて下さい。楽しい方々が待っていますよ。
来年も上毛町にはお伺い出来るプロジェクトがすでに決まっています。楽しみ!


上毛町 takahashitakashi邸 リノベーション現場編.

12月 29, 2016 Category 19 日々のいろんな時間.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

img_7638

2016年は、嬉しいことに、上毛町にある12世帯の集落、巣狩谷にご縁が沢山ありました。

夏の築200年、お家が真ん中に向けて落ち込んでいる川上邸さまのリノベーション工事を終了し、

秋には、同じ集落 こちらも築200年、今度は、ぐぐぐーーーーっと、お家が傾いているお家のリノベーション。
京都在住だったtakahashitakashi氏の新しいお家づくり。

こちらの写真で、お家が、どれほど傾いているか、分かりますか? 左に、ぐぐぐーーーーっと。

img_7472

img_7470

どうして傾いてしまったのか?
水平に戻すことは出来るのか?戻せない場合、構造的に問題はないのか?

家起こし屋さんや大工さんにお力を借りて、徹底的に調査したところ、
水平に戻しても、元に戻ってしまう、けれども、構造的に問題はない。
だけども、だけども、このままでは、気持ち良いとは言えない。

そこで、視覚的に、真っすぐ見えるようにしよう!という結論に達し、櫻木建築さんに大活躍をして頂きました。

img_7400

img_7562

img_7563

img_7726

多分、多くの大工さんは、この物件をお受け下さらないでしょう。
現に、多くの方は、『壊して建て替えた方が良い。』とおっしゃってたそう。

傾いている全ての柱や壁を、また傾きによって出来た隙間を、細かく細かく調整。

木材を変形型に切って、その場所に置いてみて、数ミリ単位でカット。それを何度も何度も繰り返す。
しかも38坪という大きさ。とてもとても手間と時間がかかります。

櫻木総合建築さん、楽しんでお付き合い下さって、本当にありがとうございます!

今プロジェクトは、プロとDIYの融合。(と、言うと、格好良過ぎですが。笑)
上毛町地域おこし協力隊DIYお得意ガール、お仕事の合間をぬってぬって、小林さんも大活躍をしてくれました。

img_7477

img_7568

元上毛町地域おこし協力隊の西塔くんも大活躍。ミラノシカDIYのご経験以降、
スタッフに欲しいくらい建築用語は知ってるし、段取りが素晴らしい。もちろん施工の修得も。

img_7635

主人がDIY講座で講師をさせて頂いた香春町からも応援が。
香春町地域おこし協力隊の村井くん、手島さん、ありがとう。おかげさまで、美しい玄関の土間完成。

img_7640

img_7642

お施主さんのtakahashitakashi氏も、世界中、全国と素晴らしいお仕事をなさいながら、
macと現場の行ったり来たりを、それはそれは頑張っていらっしゃいました。

img_7473

img_7420

一番頑張っていたのはこのひと。我が主人、町谷一成建築デザイン事務所 代表。
後ろ姿の写真しかありませんでしたが、意匠職人の名の通り、現場に入りっぱなしで細かく細かく仕上げを。

img_7566

わたしは、現場から聞こえる笑い声を聞きながら、そっちに行きたい気持ちを、ぐぐっと抑えながら、
ミラノシカのデスクで、別件のお仕事の資料や図面作成など、本気のデスクワークでサポート。
瀬戸内海まで見える素晴らしい景色ですが、古民家、寒い!(笑)滞在中の最低気温は1℃でした。
もうひとりの上毛町地域おこし協力隊の若岡くんの手厚いおもてなしのおかげで、ある程度の暖は。

img_7467

img_7560

巣狩谷は、とっても景色が良いんです。晴天の日は、中津市内や瀬戸内海、山口県まで見えることもあり。
takahashitakashi邸のbath roomは、その景色が見える場所につくりました。羨ましい!

img_7428

踏むことすら、ビクビクだった畳の床も、綺麗に仕上がりました。
この後、この無垢フロアーを、takahashi氏イメージの薄いブルーグレーに塗りました。DIY。

この大きな窓の横には、大きなキッチンが入りました。

img_7660

img_7651

【ガスコンロに、こだわりたい】というtakahashi氏のご希望を叶えるべく、コンロ上部は不燃材へ。

img_7722

img_7730

キッチンもDIY。このお家のテーマは、【食】
日本の食、各地域の食、その地域でつくられている食材を大切に見つめ、みんなと食して行きたい。

takahashi氏のコンセプトに沿うため、沢山のひとが一緒にお料理出来るようにキッチンは幅3.000あります。
その横に幅2.100のテーブルが入り、入り口からキッチンを見ると幅5.100の食スペースが見えます。迫力あり!

img_7737

いろーーーーんな事があり、集落のみなさんにも、とってもお力になって頂きました。
11月、12月は、各月1週間近くも西塔家に泊めて頂き、現場にハマりました。

そのおかげで沢山の美しい巣狩谷の風景や、沢山の紅葉や、来訪者の方々に出逢いました。

img_7650

img_7598

工期は約2ヶ月。新しいお家でお正月を迎えて頂けるようになりました。

竣工写真は、まだ撮影を出来ていませんが、センス抜群のtakahashi氏のセレクトの照明や家具や小物たちが、
入った後の、空気感がとっても楽しみです。



|

Copyright © miyagimasako All Rights Reserved.