2012.09.01 Category 09 菓子処 典 / 讃岐うどん きむらや story.
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例の松葉杖生活の初日、不動産屋さん ハートエステートの青柳さんよりお電話。
新規開業のお客様が空間デザイナーさんを探していらっしゃるとのことで、
是非ご紹介させて頂きたい!と、光栄なお声掛けをして下さいました。
寝込んでいる時のこんなお電話は本当に有り難い。
こんな間も誰かがわたしのことを思い浮かべてくれている、すごく安心するし、嬉しい。
この日は『物事はちゃんと動いてるから、とにかく治しなさい。』と誰かが言ってるかの様に、
青柳さんのお電話の1時間後にリビング福岡さんの取材のお話のお電話が。
とは言え、あまりの痛さに思考能力ゼロ。
しかしながら、青柳さんからのお話とあっては、断ることなんて出来ない。
何故なら、青柳さんは独立開業直前、
これからは色んなデザイナーさんや設計さんともお逢いして行こうと、
まずは自分が一番好きな空間をつくったひとから!と、
それがわたしだったらしく一番にご連絡下さって、
そしてお互いのお仕事に対する心をマヌコーヒーさんで語り合った仲。
業種は違えども、心は一緒!大切な仲間のおひとりです。
そんな青柳さんがわたしにお声掛けして下さるには、何か大きな理由があるはず。
二日後にお逢いさせて頂くお約束をして、当日は青柳さんに迎えに来て頂き、
松葉杖でオーナーのクライズム の木村社長にお逢いしました。
場所は、警固四ツ角を国体道路方面に曲がり、テムジンさんを過ぎてすぐ、革のお店の横。
以前も、うどん屋さんだった様で、現在はこんな雰囲気。
木村社長のご意向は、
『うどん屋さんらしくない、うどん屋さん。店内の色は、白、黒、シルバー』
いやぁーーー、難しかった!この3色を主の色として、うどんの美味しさを表現。
少し、ほっこりした質感を入れていかないとカフェっぽくなるし、空間温度が低過ぎる。
でも入れ過ぎるとうどん屋さんらしくなってしまう。このバランスが、とっても難しかった。
ある程度の方向性は決まった。ご予算も決まった。あとは解体をしてみて浮かぶ映像を待つ。
今回もびっくりなスピードです。来週から着工、9月22日お引き渡し、
OPENは10月初旬のご予定です。夜はお酒も頂けるうどん屋さんになりますよー。
お店の名前は、『きむらや』です。さぁー、来週から大好きな現場が始まります。
その前にアタマをクリアにするのも、わたしの大きなお仕事。週末はしっかりリラックスします。