2015.09.16 Category 21 coffee 5 新築工事 story
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今回の外壁は、初の、目地もない、モルタル仕上げです。
もちろんこの先クラックが入ることもあるでしょう。
時間と共にどういう風に変化をする可能性があるか、
実際にオーナーさんに色んなところを見て頂いて、少々の秘密兵器も導入して、
左官屋さん渾身の、それはそれは、美しいモルタルの壁が仕上がりました。
真っ青な空、見渡す限りの田んぼと山々の緑に、『始めまして!新入生です!』てな感じで、
少々緊張しながら建っている感じですが、
これから喫茶店5の廻りの景色に少しずつ馴染んで行くことと思います。
こんなに美しい外壁になるためには、左官屋さんたちの力と愛がありました。
雨続きだった今年のお盆から初秋。出来るだけ濡らさない層に、との拝領の中、
工事を進めて下さったようです。
店内も、それはそれは美しく仕上がって行っています。
約5mのアフリカ産ブビンガ一枚モノのカウンターの腰も、
ブビンガに負けない、迫力の仕上がり。
余談ですが、アフリカ産のブビンガはもう日本に入って来ないそうで、
貴重な一枚をお分け頂きました。
建具屋さんも奮闘して下さっています。今回ドアはフランスのアンティークドア。
存在感たっぷりのため、重さはある、金具はない、厚みもあり、と、
取付方法を一緒に沢山考えて下さいました。
予算削減のため、錆び落としや塗装は、オーナーさんチームがご実家でコツコツと。
ドアのハンドルは、夏のフランスで買って来ました。その重量、2本で4キロ!
バッケージの重量がオーバーしそうだったので、福岡まで手荷物で持って帰りました。
日本では、有りそうでないのです、こういうドアハンドル。
ちなみに、入り口は二カ所の喫茶店5、もう一カ所のドアもフランスのアンティークです。
しかもデザインも、重量も、厚みも違う。こちらも再び取り付け方法を一緒に考案!
もう、みなさまにお知恵を出して頂いて、ずっと笑顔で、
始めてのことばかりなのに楽しんで下さって、本当に佐伯職人さんチームに感謝です。
オーナーさんも、色々とご自分で出来ることを頑張っていらっしゃいます。
オープン前の忙しい中、お打ち合わせや、サンプルを見に1時間半かけて来て下さったり。
今週からは内部の仕上げが始まって行きます。早く灯りがついた喫茶店 5を見てみたいなー。
これから最終温度調整が始まります。