2016.01.29 Category 19 日々のいろんな時間.
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2016年の初の現場は、福岡市東区千早にあるマンションの20階にある1室のリノベーション。
H邸様リノベーション工事です。
2014年に竣工した、香椎の二世帯住宅 倉元邸様よりご紹介頂いたお客様。
計画は昨年11月始めからスタートし、現在お住まいの賃貸マンションが、
賃貸とは思えない広々スペース(100平米近い 2LDK)玄関ポーチなんてポーチと呼ぶと
失礼なくらいの広さ、3畳あり、キッチンは幅3.95m。
収納力も抜群で、おもてなしが素敵なお施主さんHさまがお集めになった素敵なものが、
現在のマンションには沢山。
それを約70平米の3LDKのお家に納めなければならないことが、一番の課題でした。
現在のお家にお伺いして、すべての収納品を拝見。
これをどこに収納するか、どうしたらお使いやすいか、お施主さんと一緒に組み立てて行きました。
そして、収納のことがクリアした後は、楽しい楽しいデザインの時間。
今回のコンセプトは、お施主さんのご意向で、『脱ホワイトウォール!』
『どうして、日本の住宅は壁が白ばかりなんでしょう、海外のように素敵な色の壁に囲まれたい。』
『普通のマンションの間取りの中で、海外の暮らしのような雰囲気に変えたい。』
こちらのご希望のお応えするために、壁紙、探しました、とにかく!
色の感覚が良いHお施主さん、ふたりで納得するまで、納得するまで。
和室だった空間も収納を外し、
LDKと一体化、ゲストルームとしてもお使い頂けるようにしました。
そこに、お持ちのソファーのサイズに合わせて、壁の幅、窓の大きさを決定。
どこに何を配置するかをお引っ越し前にお考え下さったので、こんなことが出来ます。
こちらもお施主さんと納得行くまで行くまで、ショールームを廻り、
一度決めたのだけど、
もう1歩のカチリが来なくて次の日にまたショールームに行き、セレクトしました。
結果、大成功!
主たる壁の色は、モカ色です。
お持ちのソファーに同化する色が嬉しいなーとのことでしたので、
ソファーと合わせながらセレクト。窓の色は白ですが、白って数十種類あるんです。
その中で、全体空間にしっくり来る白色を。
キッチンは、壁・天井、そしてオリジナルキャビネットをデザインさせて頂きました。
壁面の棚もキャビネットに合わせて。
元はこんな感じでした。
サポートと製作は、ご紹介下さった倉元さまのお家のキッチンもお願いした、
古い友人、Linewoodさん。
大雪の次の日、大分から大川から、高速道路通行止めを物ともせず、来て下さいました。
これまで100以上のキッチンキャビネットい携わって来た、
Linewoodさん。小さな金具や、引手、棚受け、どんどんアイディアが出て来ます。
わたしの趣味や性格を良く知ってくれてるので、ドンピチャリと要望の応えてくれます。
取付完了。いい感じです!何よりお施主さんが凄く気に入ってくださって嬉しい限りです。
キャビネットの色は、ベンジャミンムーアさんの3,600色の中からセレクト。
この塗装の仕上がりは、Linewoodさんにしか出せないと思います。素晴らしい。
H邸様、本日、夕方、お引き渡しです。
お持ちの食器が並んだり、ご生活が始まってから、改めて竣工撮影をさせて頂こうと思います。
そのときが、空間が本当に出来上がるときだから。
ご紹介下さった、倉元様と楽しいお仕事をご一緒させて下さったH様に心より感謝致します。
もちろん、施工の池田さんチーム、Linewoodさんチームにも。このチーム感が好き、そして楽しい。