大正4年に出来た採銅所駅舎 第二期工事着工!

2017.02.28 Category 19 日々のいろんな時間.

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大正4年に出来た、福岡県田川郡香春町 採銅所駅舎。

昨年末、日田の櫻木建築さんによる、第一期構造補強工事を終え、
入札で選ばれた地元業者さんによる、第二期建築工事がいよいよ始まりました。この日は現場で全体会議。

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今回も素晴らしいチーム構成です。建築工事はトリカイ工務店さん。電気設備工事は玉真電気さん、
給排水設備工事は松井設備さん、香春町役場さんからは、住宅水道課、まちづくり課、地域おこし協力隊
そしてJRさんも。

かなりの大所帯ですが、みんなが一つの到着点に向かい、ひとつの輪になってくれてるのが伝わって来ます。

今回のプロジェクトは、
この写真の使われなくなった駅長室を、沢山のひとが交流出来るスペースにリノベーション。

企画・コンセプトから、約1年掛けて、どんなことをするのか、空間内容をみなさんと積み重ねて来ました。

現在は塞がれている窓も、すべて開けます。
第一期工事で偶然にも発見された大正時代にココにあった窓をお手本に各窓を再現して行きます。

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この日は、その窓を製作して下さる建具屋さんとお打合せのため、窓を塞いでいた板を始めて外しました。

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明るい!!! ホーム側も、待合室側も、駅舎の正面も、桜が見えるホーム沿いも全て開けます。
ここには、多分こんな窓だったであろう大きなメインの窓が入ります。窓辺には小さなテーブルと椅子を。

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こちらが発見された大正時代の窓です。二枚あり、上げ下げ出来るスタイルで今はない滑車がついています。
この窓が発見されたことで、細かいディティールが確実に分かりました。

大正時代に工事をなさった方達からの贈り物と感じました。発見してくれた櫻木くんありがとう。

ひとまず、どんな感じか、入れてみました。この窓は、採銅所駅に降り立った時に一番に目に入る、
ホーム側に再利用します。多分滑車はもう動かないけど、一応、建具屋さんに修理出来るかご検討を!と、
面倒なことをお願いしました。みんなで『腕の見せ所!』と、盛り立てて。(笑)

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竣工は3月末。はい、1ヶ月ちょっとしかありません。そのため3月はちょくちょく現場に伺います。
楽しみは現場の出来上がりと、沢山の撮影者さんもいらっしゃるらしい、線路沿いの長い桜並木。

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桜が咲く様子を、沢山見れそうです。今年の福岡の開花予想は3月23日頃。
竣工に向けて開花して行く様子は気持ちが良いだろうなー。今年のお花見は、採銅所駅近隣で決まりです。


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